お盆後半は避暑地にて涼む【奈良】8/17.18
2019年 08月 23日
お盆のどこかで黒石谷下流を沢登り&キャニオニングしようと思っていたが台風の大雨増水で断念。
17.18日は晴れ、かなり暑くなりそうなので家でクーラーかけてじっとしているのはもったいない。
我が家の避暑地に涼みに行けないだろうか?とpiccoloさんに言ったら、あそこの河原なら大丈夫だろうと涼みに行く。
台風の影響で筏場管理事務所の老夫婦のことも心配。



車で走っている道中、グレーに濁った吉野川の水量が凄いなと感じ、五社トンネルを抜け大滝ダムの放水量が多く勢いが凄いが、ダム上流は普段より貯水量が少なくなっていた。
雨量や、流れ込んでくる水量予測等を考慮して放水判断するのも難しいだろうな。
ここ最近のゲリラ豪雨は、今までの統計どうりではない想定外のことも起こりうる。
自然が必要だからこのような現象を起こしているのだろうと思う。想定外なことが起こりうることで何か注意喚起をしてくれているような気がする。
人間が体の中で起こる病気的な現象でも免疫細胞が体に不必要なものを排除して整えてくれている、自然の中でもそのように同じことが起こっている。
人間にとっては災害的なことも地球にとってはおかしくなっている所を調整しているのかもしれない。

目的地に到着。車から降りると早速アブがブンブン寄ってくる。荷物を持って河原に降りる。
普段は流れを見た事ない枯谷が大雨後なので、水音激しい滝が現れその流れは河原を横切り本流へ合流している。
蚊帳付きタープを張ればアブの心配する事なくのんびり寛げる。

足元をすくわれて流されたらえらい事なので、膝くらいまでで流れの緩い所に入るがめちゃくちゃ水が冷たい!!
小滝が目の前にあるので眺めは抜群。凄く綺麗だ。

暑いけど全身浸かると心臓麻痺を起こしそうなので、piccoloさんと水をかけ合いそれだけで冷たくて気持ちいい。
どこも流れがきつく反対側へは渡れない。しばらく水遊びしてタープへと戻る。


涼しくなってきたのでフルスーツ水着を脱ぎマットにゴロつきpiccoloさんは早速お昼寝、私は読書タイム。
蚊帳の外ではアブがブンブン飛び回っている。
背後にある斜面から水音激しい滝のミストが、ちょっと寒く感じるようになっていて気温を見たら26℃!自宅では34℃くらいだろうな
テントの位置も陰って来たので日が当たる所へ移動すると丁度いい温さになる。
涼しいし寝転びながら好い景観も見られて贅沢だな~。

時間もあっという間に15時半、撤収して筏場管理事務所のご夫婦に会いに行く。
台風はどうでした?と聞くと雨の量は凄かったけど大丈夫、ここは伊勢湾台風の時も何もなかったよとのことだった。この場所は神様から守られている土地なんだ。
今年88歳のおじいちゃん、昔はクマの狩猟をしていた、今は体も疲れやすくなったと言いながらも現在もワナを仕掛けて鹿を獲っている。
今年もそこそこ獲れたらしく、ご夫婦で解体作業もして知人に分けたりしているとの事。ラッキーにも私達にも持って帰りと鹿肉を頂けた。
夏の雄鹿は、脂がたくさん付いて美味しいんやということで調理方法を聞くと、薄く切って刺身やすき焼き風にして食べる事を教えていただいた。
鹿肉を食べるのは初めてだ!お礼を言ってオイトマ。肉に脂って雌で冬のイメージがあったけど夏の雄鹿が脂がのって美味しいんだと初めて知った。


帰りに大迫ダムと北股川から流れてくる水の境目の色がくっきりしている光景を見て、こんなに色が違うんだと写真を撮って帰宅すると家の中は蒸し風呂状態!。
翌日も暑くなる予報なので連ちゃんで避暑地へ涼みに行く。
沢へ降りると前日より3、4m程川幅が狭まっている。
流れも前日に比べかなり緩やかになったが、まだまだ水は冷たく腰ぐらいまでしか浸かない。
強い流れで上流から小石がかなり流されて来て堆積している。前日は水流で流されそうだった所もなんとか渡渉できるが、流されないよう慎重に足を進めながら水中も覗く。


別々に考えがちだけど山と川と海って繋がってる、当たり前の事なんだけど”はっ”とさせられた言葉だ。山のミネラルを川が海へと運び様々な生物の栄養源になっている。
ここ数年、大地の成り立ちにも興味があるので気付きを与えてもらえたような有難い気分になった。




火山の溶岩のシリカの含有量で玄武岩・安山岩・流紋岩に分かれる事も知って、河川に落ちている石を観察し始めた。
これは黒いから玄武岩やな!とか白い石はロウ石かな?とかいろんな種類があるので綺麗な色の石を探したり観察するのが楽しい。この岩は砂岩かな?よく見ると筋が入っていて写真を大きくして見たらその筋は石英のような気がする。まだまだ勉強中。

最近、蛇行する川の流れも気になっていて、普段枯谷だけど大雨後で水音激しい滝となった流れが河原を横切り本流へ入り込むのを見たら、小さな流れなのにもの凄いS字カーブになっていた。
その流れを見ながら、違う方向へ流れを作ってみたらどうなるだろうか?とpiccoloさんに言ったら早速流れに石を積み始め水の流れを妨げた。
小川本流の水流が半減し始めると流れは二方向に分かれた。

本流はS字カーブ手前で伏流となり流れは本流には届かず、新しい流れも本流手前で伏流してしまった。
どちらも伏流してしまうと言う結果になってしまった。川のS字カーブの大きさは必ず川幅の6倍の大きさになるそうです。
毎年、瀞峡へカヌーしにいっていたがなんでこんなに蛇行しているんだろうと不思議に感じていた。
小学生がやって嬉しがるようなことを、大の大人二人が理科の実験みたいに大真面目に作業するのは面白い。

作業中、太腿見たらずーっと赤とんぼが止まっていて離れない、まるでトンボのブローチ付けてるみたい。
夢中で楽しんでいたら、しっかりとアブにお尻を刺された!。フルスーツ水着でも薄いので吸われるのね、ショック・・・。
ランチ後は少し下流まで散策、渡渉は足を持って行かれないように慎重に渡る、結構ドキドキする。対岸に渡るとこちらは大きな石ばかりである事に気付き、上流からの流れの不思議も気になってきた。
どこまでも濃い水色の沢、綺麗だなあと思いながらまた渡渉、橋の下まで来ることが出来たけど1匹も魚は見かけることがなかった。河原でこれだけ楽しめる私ってなんて安上がりなんでしょう。

タープに戻り休憩していると、1羽のヤマセミが目の前を飛んで行った。今日はツガイじゃないんだねと言っていたら、それから20分後位にもう1羽が飛んで行った。
今日も2羽見る事が出来た!筏場のおばあちゃん曰く、朝はK谷から下流に飛んで行くよとのことだ。
だいぶ涼しいなと時計の温度計を確認したら24℃になっている。自宅では35℃くらいだろうから10℃も違う。
美しい景観にこれだけ涼やかな中で時間を過ごせる贅沢感、なんて有難い。

16時前になったので撤収、夕食は前日に頂いた鹿肉刺身とすき焼き、刺身は癖が無くとても美味。鹿肉はヘルシーで体に吸収しやすいヘム鉄が含まれていて栄養価も高いお肉だと知った。
先入観で堅そうと思っていたが、こんなに美味しいんだと。猪肉でもそうだが解体の処理をきちっとしていたら美味しいということが分かった。
美しい景観に癒され、最終日はとっても美味しい夕食も食べられお盆最後まで満足のいった時間を過ごせました

