プーさんのお家探しPartⅡとキラキラ霧氷シャンデリア【奈良県】1/11
2020年 01月 16日
昨年に引き続きプーさんのお家探しをしようとお山へ!!
正月明けてもお山でスノーシュー出来る積雪は無いので、昨年4月zippさんたちと覗きに入った岩穴が、大きさ的にも奥行きがあるのでプーさんの寝床には丁度よさげな感じだったのでそこへ向かう。
12月にはいくつもの熊棚を発見しているが、今回も新たな熊棚を3ヶ所発見出来た。
沢を渡り斜面を登り歩いて行くと、苔たちが倒木に様々な模様を描き成長しているのが可愛い~。
今度は何か分からないずっしりとした形のキノコが1本、こちらも朽ちかけているが立派な大きさだ。
小さい栃の実が1個だけ落ちていた、周りを見ると栃の殻だらけ。
お目当ての岩穴がある尾根の末端に着いた。
本当に居たらどうしようとドキドキするが、気になっていたので山の神様に無事を祈り枝尾根末端から取り付く。
登り始めてすぐ、落ちた細い枝に小さな冷凍キクラゲが沢山出ていた。
周辺には鹿の糞があちこちにある。
岩穴が見えて来た。piccoloさんは躊躇なく岩穴へと近付いて行く。
去年の4月に覗いた時は糞は無く清潔な感じだった。
私も少し離れて付いて行くが獣臭はしてこない。
piccoloさんが灯りを手に岩穴の奥まで照らし“何もおらん”。
周辺に足跡が無いか確認するがそれらしきものはない。
ザックを下して岩穴へ侵入、中は湿気が無い案外温かい。寝転ぶには良い感じの広さだ
よく見ると動物のウ〇チだ、しかも数ヶ所にため糞状態で表面には何か白い菌かカビが発生している!!。
プーさんのブツで無い事が明らか!piccoloさんが多分糞の大きさ的にクマはクマでもアナグマだろうと言う。
帰宅後調べたらアナグマで間違いなかった。
付着していた白い菌を拡大して見ると胞子のようなものが伸びているのが確認できた。
気になっていた岩穴にプーさんは居なかったが、確認出来てスッキリした。
安全に確認させてくださった山の神様に感謝です。
そのまま尾根を登り標高1200m付近から、風で吹き飛ばされた霧氷の欠片が足元にたくさん散らばっている。
更に登って行くと、霧氷の欠片は地面を覆いかぶさる状態で積雪してるかのように見えた。
倒木からは樹液ツララがぶら下がっている。
稜線近くのリョウブには沢山の枯れた実がぶら下がっていてその実にも霧氷が付いている。
お日様に照らされキラキラ、風が吹くとユラユラ~キラキラ~、めちゃくちゃ綺麗、シャンデリアの様だ。周辺にリョウブの木が何本も生えている。
地面は真っ白~、背景となる峰々も白く、キラキラシャンデリで素敵・素敵!!ファンタジーな世界が広がっている。
トラバースしながら歩いて行く、鹿道は便利だね。
誰も居ない真っ白な世界を歩けるなんて楽しい~。
風が避けられる所を探してランチにする。
向こうに見える白い稜線はとても素敵な景観、眺望を楽しみながら温かいランチで凄く幸せ~♪。
でもランチが終わった途端すぐに寒くなってきたので早々に下山モードに入る。
ネジキを見つけると何故か嬉しくなる、ここのは足元を蔓系の木に巻着付けられていて、ふとベルニーニの彫刻の”プロセルピナの掠奪”を思い出した。
ベルニーニの彫刻はドラマチックで美しいから好き。
山の中はファンタジーで溢れている。
今年初めてのお山はノンビリお散歩ハイクになりました。
今年はどんなお初があるのかな?、山の神様今年も沢山ワクワクさせてくださいね、今年もよろしくお願いいたします。