再び音羽鉱山探索と白猫様【奈良県】2/15
2020年 02月 21日
前回見つけられなかった音羽鉱山跡、台高に雪がない時の代替山歩案。
宿題で残していたpiccoloさんが地形図を再び睨めっこ、反対側の旧峠越え道から歩いてみようということになった。
かぎろひの丘万葉公園駐車場からスタート、前日が雨だったので長靴を履いて出発。

先日、1964年に作られた映画"ローマ帝国の滅亡"と2006年に作られた"アポカリプト"を見た。
時代はローマ帝国の方がはるかに古いのに素晴らしい文明が花入らいていた、かたやアポカリプトはスペインが入植してくる直前のマヤ文明末期の中央アメリカでジャングルの中でほぼ裸で生活を営んでいた。
自然を破壊してその中で生きていく人達と自然に寄り添い合わせて生きていく人達、世界はさまざまな生き方があるんだと感じた。共通することはどちらも神様を崇めているという事。

私達はヨーロッパ文明を中心に歴史を教えられてきたけど違う方向から見た歴史もあるんだと最近、"遊牧民から見た歴史"を読んでいる。目から鱗だった。
ヒッタイトがのちの契丹かみたいな。言葉の音の捉え方が面白い。ユーラシア大陸内でも戦の勝ち負けや交易で民族は大移動している。いろんな民族は交じり合ってる。
歴史に全く興味が無かったのに山を歩いて鉱石を拾い鉱山の存在を知り、辰砂を見つけたことで知りえなかった世界が広がり有難い。
メソポタミア文明はすでに銅の精錬が行われていて銅の脈探し、鉱山開発がなされていた。そんな古い時代から製錬作業ってあったんだ。
銅と錫を合わせたらより品質のいいものになることも分かっていたようだ、凄い。
学校で習っていたことは何だったのか、私が授業を聞いていなかっただけなのか?狩猟と農耕がなんとかかんとかでみたいなことばっかりで既に高度な文明が花開いていたんだ。

日本は辰砂鉱山が沢山あったのだ。なんてたって火山の国なんだもの。神武天皇(たぶん徐福)がなんで日本に来たの?みたいなこともなぜ奈良を目指したのとか謎が解明されていく。
因みに古墳は辰砂を掘った土や石を権力の象徴として積み上げられた山だととある方の仮説もありかなと思うようになった。
またまた話が脱線しまくり~(^^;音羽鉱山山行の話を書かないと。

親切にこういう道標があったんですね。
途中で鳥の鳴き声がしたニワトリじゃない、孔雀のような鳴き声だ、piccoloさんも孔雀やなという。昔、ドバイの王宮の近くの道路で鳩みたいに孔雀があっちこっちに居たのを思い出した。ここで鳴き声を聞くのが不思議。


高木の枝分かれにスズメバチの巣が見える。結構古いのか真ん中が崩れている。
里山から離れ、えっこんな暗い植林帯から入って行くんですか!みたいな道へと入りしばらくで音羽山裾野の林道に合流。

道々にはよーく見ると生活空間があったと思われるタイルがいくつも落ちている。植林地内にはが平らな台地がいくつもあったので昔は住居があったのかな?。
猿除け?木の上に缶が沢山吊るされていた。

以前見つけた神戸鉱山第六鉱山跡の様子を見に行く。相変わらず坑道は水浸し、オレンジ色の水が今でも外まで流れているので足元はぬかるんでいる。
やはり中へは入れそうにないので取りあえず坑口から写真だけ撮る。

ここらへんは粘土質で2種類の層になっている、色々調べていると地質で辰砂やその他の鉱石があるのだということが少し理解出来るようになった?かな。
凄く大まかなんだけど、陶器や磁器に使用する粘土や石もそういう事なんだろうと思うようになってきた。

とにかくあーだこーだと考えるのが面白い。点でバラバラな疑問を一つ一つ追っていくと繋がっているんだとわかってくるみたいな。

落ちている石や土をブラックライトで照らして見ると赤紫に光っている所がいくつも見られた、これは何だろう?
よーく見ると苔が付着していたようだ。なぜ赤紫に光るのかと言うとクロロフィルがライトに反応したらしい。
小さな鉱山の痕跡ってなかなか見つけにくい。
坑道は塞がれ、植林や畑にされていたり藪の中だったりなので、こんな所にあったんですか?みたいなところが多いのかな。
第六鉱山跡も、こんな所で掘っていたんですか!みたいな一見わからない場所だ。

今日の主役は音羽鉱山跡、そっちを目指して歩いて行くとまたまた石の道標発見、これも字が読めない。
林道終点から枯れ谷を詰めて稜線に出た、ここからpiccoloさんが目星をつけた所へ移動。
手分けしてあっちこっち上り下りしてみたが、それらしき場所には行き当たらなかった。

取りあえずランチにする。ランチ場所が土手になっていてキラキラ光るツブツブが見える。あら"金"と言うとpiccoloさんがこんな所に金なんかあるかぁ~~~い!雲母やと言われた。
1cmほどの大きさのを手に取って眺めると、パリッと剥がれ次々剥がれ薄くなった。
今まで小さい粒状のものしか見たことがなかったので、一回り大きいのはこんなに剥がれるもんなんだ!と改めて知った。
帰ってから雲母を調べたら、化粧品とかに入っているマイカのことだった。以前行った三信鉱山ツアー企画でチークとファンデーションを作った時の材料の中にあったことを思い出した。
その雲母は白雲母でしたけど。雲母ってちゃんとした形は八面体なのだそうだ。
そして信号機器や医療機器、高周波回路など高精度で高い安定性が要求される回路用によく使用されているマイカコンデンサ等凄い役目があったんだね。

結局、あっちこっち彷徨ったが音羽鉱山跡は見つけられなかった。
下山途中で小休止、"やっぱり見つけられないね、もうお隠れしているのかな?""そうそう都合よく見つかってばかりより、こういう日もあった方が楽しい"とも会話した。
林道を下っている時、前を歩くpiccoloさんに"あっ猫"道の端で白猫ちゃんが私達の方を向いて行儀よく座っていた。

毛並みは綺麗でまったく汚れていない真っ白い猫ちゃん、ここから一番近い民家まで3kmは離れているのでちょっとどころの驚きではなかった。
なんで、なんでこんな植林地に居るの?しかも逃げて行かない。
数分じっとしていて、里へ降りて行くのかと思いきや山の中へ入って行くではないか!!
どうしようか?piccoloさんを見ると後追いしてみようとなった。

下草生える植林内の杣道を登り始めた白猫ちゃん、私達が付いてくるのが分かっているようで後ろを振り向き立ち止まって待っていた。
そして確認したらまた進んで行く、私達もその後をついて行く。
何処かに導いてくれているんじゃないかな?。

白い毛並みの存在は目立つ更にずんずん上の方に登って行き尾根の斜面を登り上がった所で見失ってしまった。
辺りを少し探索するも何も見当たらず、でもこんな所で白猫に出会うなんて何かに導かれているのかも?。
音羽鉱山跡が見当違いの所を探していたのを教えに来てくれたかな?今回は時間もないのでいつかこの界隈を探査したいと思う。
なかなか面白い出来事に遭遇出来た。
音羽鉱山跡は見つけられなかったけど、ほんの少し不思議体験が出来たので楽しかったな。

