初見のユキモチソウとランランラ~ンを求めてお花見山行 5/22【奈良県内】
2020年 05月 27日



以前から見たかったユキモチソウ、山レポに掲載されていた山域に出かける。
山中には色々な草が生えている、葉っぱの形態や出ている位置等を見ながら登って行く。



そうやって楽しみながら歩いていると、青紫に輝くどでかいミミズが道の真ん中にドーンと居てるではないか~長さ30cm弱。
よ~く見ると綺麗な色で首の所だけ赤みがあるシーボルトミミズだ。
シーボルトミミズを調べてみた、西日本の山林に生息する種で名前の由来は長崎に来ていたシーボルトがオランダに持ち帰って標本に記載されたからだそうだ。
この後、少し進んだ所でも30cmオーバーと出会った。

3億5900万年前から2億9900万年前まで続いた石炭紀には、巨大なトンボや巨大なゴキブリがありふれた存在だったことが化石で分かっているけどこの大きなミミズもその名残があるのではとか思ってしまう。

そんなことを考えながら登っていると登山道沿いでユキモチソウを発見!!わ~お初です~。
丁度いい頃合いのユキモチソウ、葉の形態はテンナンショウやマムシグサに似ている。
絶滅危惧II類とされる稀少種らしい。白くもっちりとした雪見大福がメチャ可愛い。

ユキモチソウの花が出ていたのはこの一本だけだったけど、周辺には花が終わっているのが数本あった。
来年は時期を見計らって来られたらいいな。


高度を稼ぐにつれ周りに霞がかって来た。
植林内の道を外して雑木林の尾根に取り付くと一面にギンリョウソウが出ている~、こんなにたくさん出ているのは今まで見た事がない。
よく訪れるお山では、いつも決まった場所に出ているのを少し見るだけだったけど、ここの尾根一帯に出ている~。
先を行くpiccoloさんが何かに驚いている声が聞こえたので、行ってみるとギンリョウソウが大群生しているではないか~。
今までは多くても20本前後だったけど、ここには61本が寄り添うかなりの“密状態!!”。

そんなことで感激していたら、更なるびつくり!近くにギンランが1本だけ出ていた。
まあ~目的のお花が次々と見られなんて有難い。しかしまだキンランは見つかっていない。

こんな所があったんですね~、私達が知らなかっただけなのか。


他に興味をそそられる何かは無いかな?と周囲を見渡しながら登っていると3枚葉の植物が目にとまった。
エイレンソウだ、前回初めて見たものだ。花の時期は終わっているが実になっているのが数本見られた。
この山域にはエイレンソウもかなり多く見られた。なんていい所を知れたんでしょう!!




稜線へと出ると辺りは真っ白で何も見えない、がヤマツツジが見頃をむかえている。真っ白な世界でオレンジ色は際立つ。
そしてシロヤシオも咲いているではないか~。純白の上品な咲き方にうっとりしてしまう。なんて綺麗なんでしょう。


アセビの森もメルヘン、葉が緑や黄緑や赤みがかっていたりカラフル。




小雨がパラパラ降って来たので稜線歩きから下山モードに。

谷沿いを歩いているとミズに蕾が沢山付いているのを発見。秋に来たらミズの実が沢山採れそうだ。


凄い、凄い執念だ。
よかったね~お目当てのお花全て見ることが出来た。

まだまだ歩きながら何か見つからないかとキョロキョロしていると、piccoloさんが木の周りにまあるく生えているキノコの群生を発見。
おう~なかなか綺麗な円を描いているね~。こういう生え方を菌輪というらしい。
菌輪には大きく分けて二種類のタイプがある。
一つは「束縛型(tethered)」と呼ばれるもので、樹木の細根に依存して生育する菌根菌によって形成されるタイプ。
一方草地に形成される菌輪の原因となる菌の多くは「自由型(free)」に属し、他の生物に連結してはいない。
束縛型と自由型だって、面白い。

お天気がイマイチだったけど霞がかってパラレルワールドに入ったみたいだった。
目的のお花は見られ、ギンリョウソウの群生が見られたのもよかった。
小雨のおかげで瑞々しい新緑の森とお花たち、ファンタジーの世界にどっぷりハマれました~。

