現役火山と野湯を楽しむ♨九州の旅 2日目 【鹿児島県・熊本県】11/20
2020年 11月 29日

2日目がこの旅一番のメインだったのに午前中まで雨予報・・・。
AM4時半起床で暗闇の中お宿を出発、阿蘇方向を目指して走る。

夜中にそこそこ雨が降っていたみたいで道路に水溜まりがあるが、今は小雨がぱらついているぐらい。
AM6時一番目の目的地となる河原にある野湯に到着。夜明けまで1時間はあるが運よく雨は止んでくれた!。
山間部なので傘さして入湯を覚悟していたがラッキー!。

外灯一つ無い県道は真っ暗闇、懐中電灯頼りに少し歩き河原へ降りられる所から野湯へ下る。
暗闇の竹林内を進むと、前方の照らされた先に赤い岩場が見え、蒸気が上がってるのが見えた。


源泉は30cmの高さまでボコボコ湧き出していて、赤い一枚岩の上を滑らかに流れ一枚岩末端に掘られた湯舟へと流れ込んでいる。
piccoloさんがさっと源泉に触れてみたが、60℃前後じゃないかな?との事。


まずは上段の湯加減はどうかな?と手を入れるとあっつい~!でも熱いのが好きな方にはいい湯加減かな。
下の湯舟は丁度いい湯温となっているのでこちらで湯浴み~♪。
源泉から大きな一枚岩を流れてくる間に、加水しなくてもちょうどいい湯加減になっているのね!100%源泉の湯浴み♪

鉄分が多く含まれているようで、透明だった湯舟も少し動いただけで沈殿物が舞い上がり赤茶色く濁り鉄の臭いがプンプン。
この時間なので人目を気にせず、出たり入ったりを何度も繰り返し最高の湯浴み♪。
しかし今日は予定がびっしり、移動距離も長いので1時間ほどで車へと戻る頃にはうっすら明るくなってきた。

車に乗り込んでしばらくするとまた雨が降ってきた。
次の目的地は霧島温泉の外れにある野湯。霧島温泉街に入ると蒸気があっちこっちから上がっていて素晴らしい景観。


目的地の川湯に行く林道入口に巨大キノコ発見!!思わず写真を撮る(^^♪。なんてリアリティがあるんだろう。
クネクネと林道を走り7時過ぎ林道分岐に到着、また雨は止んでくれ先客もいないようでラッキー~。


"ここから降りてくで~”と川の方へ降りて行く、どんな川湯が広がっているんだろう?

危険な硫化水素のことを念頭において、風向きに注意しながらも戦々恐々としながらpiccoloさんの後ろをついて行く。


まずは左岸を探索、流れに何度か手を浸けるが冷たい!!しかし上流に行くほど水は温かくなり、蒸気が吹いている近くまで来ると熱くて火傷しそうだ!!
蒸気が吹いている岩の間を覗くと、グツグツ沸騰している。

しかし、こちらは浸かれる湯舟は無さそうなので多くの蒸気が吹き上がる右岸へ渡渉。
ガスのせいか樹木が育たない剥き出しの岩場が多い右岸側は、荒寥とした雰囲気でいかにも火山帯の様相でもある。
こちらはなるべく岩の上を歩かないと高温となってる箇所が多いので、piccoloさんのあとを忠実に進んで行く。

あちこちの岩の隙間や河原からボコボコと熱水が湧いているので、この為に用意してきた卵を網に入れて温泉卵~♪。
ここから30mほど下流に移動すると丁度いい深さがあり手を入れたら適温、しかも泥が少し溜まっていてかき混ぜると湯の花も舞い上がる~。
さぁ湯浴みだぁ~♪、圧倒される景観と黄紅葉も眺められてめっちゃくちゃいい!!こんなひろ~い河原の野湯が貸し切り。



白い石灰岩に硫黄の黄色や鉄の赤色や黒色、そしてバクテリア?の緑色や地衣類?のグレー等よ~く見るとカラフルだ~。
緑色のバリエーションが豊富でどの色も綺麗だ。青空のせいか川の流れも白っぽい水色となってきた。
噴出している成分で、このようなカラーバリエーションを生成していて、それもまた感動。


川底の泥をすくって全身泥パック、今までテレビで観た泥パックを疑いの目で見ていたが、素晴らしい成分であることを知ると泥さえも尊い。
地球の神秘、生物の神秘が詰まっているよう。
お湯はいいし青空が広がってきて清々しい。

生卵投入から30分経過、温泉卵は出来た頃かな?引き上げると真っ黒になった温泉卵完成!。
地熱と火山ガスの化学反応を利用した「黒たまご」は、生卵を温泉池でゆでると、気孔の多い殻に鉄分(温泉池の成分)が付着。
これに硫化水素が反応して硫化鉄(黒色)となり、黒い殻のゆで玉子ができる。

そろそろ1時間経過、もっと周辺の散策をしてみたい思いがあるけど次の予定もあるので撤収。いいように予報が外れ、青空の元、貸し切り状態で楽しめました。

ここから阿蘇へ約3時間180kmの移動。
カルデラの町ってどんなだろう?と期待ワクワク。
鹿児島ではいい天気だったのに、北上するにしたがいどんより曇ってきて風もきつく気温が下がって寒くなってきた。

まずは予約していたエルパティオ牧場で乗馬予定、しかし昨晩からの豪雨で草原のぬかるみが酷くショートコースに変更となる。
コースは短くなるけど大草原を馬に乗れることが嬉しい。そして乗ったお馬さんはとてもお利口で脇目もふらず歩いてくれる。
ちなみにpiccoloさんのお馬は余程お腹が空いていたのか、何度も草を食べるので手綱を操作していました。

アジアの大陸民族に興味を持ち、最近モンゴルの遊牧民が広い草原を馬で駆けている番組を見て、そう言えば昔の人は馬が足代わりの時代があったんだと思い是非とも馬に乗ってみたかった。
以前他所で柵内をほんの短い時間乗ったことはあるが、ここは草原のアップダウンを乗らせてもらえるので感動が違い過ぎる。
ハミや鞍など乗り心地を良くする道具とか人間が考え出した道具も凄いなと感じる。
遊牧民やキャラバン隊は様々な動物を調教できるので感心する。昔は動物と人間が当たり前のように一緒に暮らしていたんだと過去の時代に思いをはせる。馬に乗って広い大地を駆け抜けられたらどんなに気持ちいいんだろう。

乗馬後ここのレストランで昼食後、一番行ってみたかった大観峰へ。牧場から車で走っていると周辺に広がる大草原に牛が放牧されている。広大な草原は凄くいい風景。
大観峰に着くとカルデラの街が見下ろせて周りが山に守られた街なんだと実感、田園風景も素敵。
でもあいにく雲が分厚く覆っていて阿蘇五岳の展望はなく感動は半減だった。

明治時代、ヨーロッパから地質学を学んでいろんなことを解明していったんだろうな。維新が無かったら日本でこういう学問は発展していなかったんだろう。
ヨーロッパに多くの人材が留学し、その時代の日本がどれだけ遅れた国かを痛感したんだろうな。イギリス人の考古学者の影響で古墳とか守りだしているからかなり影響を受けたんでしょうね。

次に遊覧ヘリで中岳火口を見る予定だったけど、問い合わせたら天気が芳しくないので今日は飛ばないとのこと、車で行っても良い景観は見られないので中岳観光は諦めた。

2日連続でAM4時起きだったのもあり、15時を過ぎていたので今夜のお宿へ直行。
とても可愛らしいお宿で、6階の部屋から見る阿蘇の町の景観も素晴らしい。
翌日は熱気球に乗る予定だったが、明朝も風が強いとのことで中止の連絡が入り残念・・・。
残していた温泉卵を食べようと袋から出したら、あの真っ黒な卵は何処へやら?赤く変色していて(鉄分)木星みたいな柄になっていた。味は同じで美味しくいただけました。

