シェイクスピア劇場の氷瀑は圧巻!!【奈良県・大峯】1/22
2022年 01月 27日
piccoloさんが氷瀑の成長具合を10日程前からネット上でコマメにチェック、天候気温も含めて1月22日が丁度いいんじゃないかと決定。
この2年は氷瀑しても冷え込みが続かず成長具合はいまいちだったので訪れていなく、3年ぶりのお姿に期待をしてお山へ。
余談ですが最近、赤塚不二夫さんが気になり始めていたら、NHKBSで赤塚不二夫さんの番組が放送された。ビートルズに引き続き自分でもびっくりしている。引き寄せまくってます~。
赤塚不二夫さんの晩年の内容だった。
You Tubeで赤塚不二夫さんのお葬式でタモリさんが弔事を読んでいるのがアップされているのを発見し、タモリさんが ”私はあなたの作品でした” と言う下りで涙腺崩壊しました。(You Tubeの羅列に忌野清志郎さんのお葬式で甲本ヒロトが弔事を読んでいるのもアップされていて、こちらも涙腺崩壊しました、やっぱりヒロト大好きだわ)
日曜日はお天気が崩れるようで、今日はピーカン晴れ予報だから人が多く来るんじゃなかろうか?
駐車地が狭いので早めに家を出て、スムーズに大台ケ原ドライブウェイ入口に駐車する事ができた。
荷物を軽くするため、ここから12本爪アイゼンを装着して出発。
橋を渡り、見晴らしのいいところで顔を上げたら、朝日に照らされ赤く輝いている。その左斜め上にお月さまが見える。
今日で3回目だけど今まで雲に覆われきれいな姿が見られなかったけど、優しく見守られているような気分になる。
今日もいい山歩きができそうだ!!
先にブライダルベールを目指す。
昨日、読売テレビの夕方のニュース番組tenのコーナーで芸人さんたちがブライダルベールの氷瀑へ行っているのが放送された。
ブライダルベールへと着くと先客は2組だけ、一組は私達が着いてすぐ降りていかれた。
他の人達が来ないうちに氷のartを楽しまないと!!
3年前より氷筍が大きいように思う。薄っすらとブルーに輝く美しい氷のカーテンやチョビっとづつ飛沫で落ちてきたつぶつぶの氷の集合体、透明度の高い氷筍。
様々な氷り方で一つ一つに魅せられる。
こおいうのを見ていると流れ落ちる速度や気温、時間の経過で同じ物質なのに様々な形になって現れる(他にもいろんな要素があると思いますが単細胞な私の頭脳はこのくらいしか考えが及ばない)。ヘルメス・トリスメギストスのエメラルド・タブレットは物質は1つと言っているのはこういうことなんじゃなかろうかと感じる。(ド素人の考えです、自分であ~だこ~だと想像しながら考えることは大事だと感じる)
ブライダルベールで30分程堪能し、シェークスピア劇場を目指す。
先程の1組の方が先週も来られていたようで、先週は雪が今日よりも深すぎてシェークスピアまでは行けなく、リタイヤの人も多かったと教えてくださった。
今日はどうだろうか?
ブライダルベールとシェイクスピアの分岐点まで来るとシェイクスピアへと登って行く人たちが点々と見える。踏み跡がしっかりしているから歩きやすい。
しかし急斜面が出てくると慎重に登って行く。
1つ目の残置ロープの所では、ロープも凍っていなく、結び目があるので難なくクリア。
2つ目のロープ場は途中でいやらしい1m程の岩が道を塞いでいて、乗り越えようにもアイゼンも掛かりにくいので一番の難所。
ロープは1本増えていて3本になっているが結び目が無い。
piccoloさんに、ロープを手首に1回巻き付ければ滑りにくいと指示を受ける。おかげで登りやすいなと感じていたら、上からpiccoloさんが右足のアイゼンが外れそうだと教えてくれ、足元を見た瞬間アイゼンが外れ、下へと滑り落ちていった。
まずい・・・、途中まで登ってきたがアイゼンが滑って行ったのを追う。
一つ下のロープの所にいた方がアイゼンに気付き、持って登ってきてくださった。
助かりました。ありがとうございます。
装着した時に締め方が緩かったようだ、他の方を怪我させずに済んで良かった。
こんなことが起こらないように、きちんと装着せねば。
その先のロープはすんなりと登り上がれた。
3回連続で出てくるロープ場は常に緊張を強いられる箇所だ。
何とか難所はクリアできた。
45°近い急斜面を4WDで登りつつ上方を見るとシェイクスピア氷瀑が見えてきた。もうひと頑張りだ。
シェイクスピア劇場到着し、ザックを下ろしてまもなくマクベス上の大きな氷塊がズドーンと落ちた。おお~危ない、3年前も着くなり、落ちてきたが今回は大きさが凄い。
マクベスは日当たりがよく、融けやすくなっているので今回は近くに行かないほうがよさそうだ。
リア王では今からアイスクライミングの人たちが登り始めようとされていた。
思っていたより、登っている人が少ないな。
3年前のほうが氷は厚かったような気がする。
それでも素晴らしい景観だ。
ヘルメットを被り、滝裏へ入り氷柱やつぶつぶ氷のお山を見学しに行く。
そこから目の前に広がる景観も堪能、今日もピーカン晴れだ。
写真を撮りまくる。
素敵な景観を眺めながらランチにする。今日は無風で暖かく有り難い。
前日のニュース番組tenの人たちのロケ日は、曇天の強風という悪条件だったので山慣れしていない芸人さん達は悲惨だったと思う。
やはり、今日はぞくぞくと登って来られているので、私達は下山に入る。
残置ロープのところまでやってきた。
ここからはかなり急斜面なので慎重に一歩一歩足元を確認しながら下っていく。
下手したらロープを握っている手がつるっと滑りそうになる。
とにかくロープを腕に巻き付けながら慎重に降りていく。
往路でアイゼンを拾ってくださった方たちが下で休憩されている。
私達より40分早く下っていかれたはずなのに???、下で挨拶を交わすとお連れの方が先程のロープの所で10m程滑落し、休憩をとっていたとのこと。
滑落された方に声をかけると少し足をくじいたようで荷物は他の方が分担してくれてるとの事、ゆっくりだと何とか歩けるとのことで聞いてホッとした。
あのロープの所は本当に恐い。
最後にアイスガーデンを見学しに行く。
こちらは駐車地から近いのでたくさんの方がアイスクライミングを楽しまれていたようだ。
丁度行ったときは、皆さん休憩中だった。
今回も3ケ所の氷瀑を回れました。
登山道から林道に降り立った時に後ろを振り返ったら、大普賢岳と小普賢岳が ”素敵な景観が見られて良かったね” と見送ってくれている素敵なお姿を見ることが出来た。
今日も素晴らしい自然の造形美を堪能出来ました。
自然って素晴らしい。