海開き!夏の海最高!! 早速シュノーケリングを楽しんで来ました〜 お目当てのウミウシ発見!! 7/2【三重県】
2022年 07月 10日


今年はいつ頃海に行けるかな?とpiccoloさんに聞くと天気と干満の差を確認し、7/2がいい感じだと2日前に言われ、早速用意をした。

朝の7時に海へと到着。クチナシの花の甘い、いい香りがほのかに漂っている。
誰もいない砂利浜を散歩する。

去年はイカの卵が打ち上げられているのを発見したので今年も何か面白いものは落ちていないかなと見ながら歩いて行く。
ここの浜はあまりゴミが打ち上がらないのか地元の人が清掃してくださっているのかとても綺麗な浜。


砂利浜に降りていくとピンク色のお花が咲いていた。ハマナデシコかな?
ハマエンドウもピンクのお花が咲き始めていた。

緑色になっているサカナの骨を発見。なんでこんな色になっているんだろう?

今年はたくさんのマメタワラが打ち上げられている。
拾って触ってみるとゴムっぽい。プチッと弾ける感触が梱包に使われるプチプチの感触と同じだ。

地層が砂岩と泥岩が交互に重なっている。
お日様の照りつけがきついので暑くなってきた。
まだ8時だけど泳ぐことにした。

日焼けはしたくないのでフルスーツ水着に着替えて、満潮の海で泳ぐ。
去年は殺伐としていた海中が今年はマメタワラが茂りまくり多くのサカナが泳いでいるのが見られた。

海中のマメモは硬く、打ち上げられているのはゴムっぽい感触だった。
更に乾燥していると皮が薄くなって壊れやすかった。同じ物質でも環境下によって手触りが違うことに気がつけて面白い。

50cmくらいの大きさの緑色のサンゴが地面から出ていた。

長いミルを発見、根本にピンク色の30cmの長さのナマコがいた。

更に泳いでいるとイカの卵発見!!去年浜で打ち上げられているのと同じものだ。
泳いでいるい小さなイカも見ることが出来た。早くて写真には撮れなかった。

菊の花?みたいな直径が30cmくらいありそうなイソギンチャクが地面から出ていた。
地面の下はどうなっているんだろう?
1時間くらい泳いで休憩。

そろそろ潮が引き始めたのでプライベートビーチに移動できそう。
ザックを背負ってプライベートビーチへと移動する。
去年は波が荒くて大変だったけど今日は穏やかだ。
日除けテントを張って、イザ〜海中へ。


小さなお魚が群生で泳いでいます。

海の中で見るフジツボが離れて単体で張り付いている。フジツボの生態を去年調べて面白いことを知ることが出来た。幼生のときは泳ぐし、貼り付ける岩を歩き回って良い環境下かを調べてから固着する。
普段見ていた時はフジツボの生態なんて調べもしなかった。
それぞれの生き物の生態を知るのは、いろんな固定観念を外してくれることにもなるので大事なことだと思うようになった。
フジツボは石灰(炭酸カルシウム)を体から出して身を守る殻を作り上げ定住する。
定住したら移動はしなくなるので幼生はあっちこっちと泳いで良い場所を探す。
面白い生態だ。

目が黄緑のキタマクラ。この子は皮膚にも猛毒があり触ってはいけない。

体は縞模様で尾は水玉模様、柄ON柄でおしゃれな魚。

ソラスズメダイのブルーが目立っている。


ミズクラゲが1匹泳いでいる。まだお盆じゃないのに出てくるの早くない?



岩場に張り付いている藻やサンゴや刺胞動物を見て回る。

トックリガンガゼモドキを発見。針が綺麗な模様。

去年見つけたイソバナも成長している。とてもきれいな赤色。


コシダカウニがたくさんの海藻や葉っぱを身に付けている姿がユニーク。




海綿も好きになったので紫・ピンク・黒・緑といろんな色の海綿が見られた。

去年は見られなかった、緑色の海藻?写真で見ると小さな粒の集合体だ。神秘的。




いろんなサンゴも見られる。



1時間泳いで休憩、浜に上がって磯の水たまりの生物を見て回る。
ケブカガニという全身毛むくじゃらなカニを見たのは初めて。

石をどけるとゴカイの仲間かな?2m近くある生物発見!!
piccoloさんが掴んで伸ばすと伸びる伸びる。地面に潜り込もうとしている。

更に石をどけると通常の3倍の大きさはありそうなゴカイ発見。

黒い海綿を触ってみるとゴムゴムしている。



暑くなってきたので、シュノーケリング開始。去年とは違った褐色系の海藻が多いな。
いろんなサンゴ藻にも興味が出てきた。ピンク色が不思議。
サンゴ藻にもいろいろと種類があり、有節と無節がある。
とにかく様々な形が面白い。

カブトクラゲ発見。

ウミウシを見つけたくて岩場を念入りに見ていくがなかなか見つからない。
すると何やら白いヒラヒラしたものが目立っている。
まさかこれは???ユビノウハナガサウミウシだ。初めて見た。
なんて華やかなお姿。

ランチ休憩をして、またまた海へ。
14時半まで楽しみました~


満潮を迎える前に撤収し、駐車場へと戻りました。

いろんな貝や生き物の遺骸を拾い、家で観察する。


タカラガイのツヤツヤ感が素敵、まるで陶磁器のよう。
大昔はお金として扱われていたらしい。

ヒオウギガイはよく土産物屋さんで見るけど、本当にこんなにカラフルなんだと驚いた。

ガンガラの貝とか渦は時計回りだね。

コシダカウニの小さな殻がオブジェみたいで棘の下に隠れている模様が素敵。



有節サンゴモの節がつながっているのがユニークな形。

乾燥した海綿のアミアミが見える。


ウミシダの乾燥体も拾え、異星人のような形態をしている。
見れば見るほど凄い構造体。



炭酸カルシウムの成分が硬かったり、ゴムのようだったりといろんな生物を形作っている。
有孔虫やいろんな生物の遺骸が海の底で沈殿したものに水圧がかかり、長い長い時を経てやがて石灰岩になる。
生物を知るには炭酸カルシウムのことを理解できるようになればいいのかなと感じます。



貝はなぜ時計回りに螺旋を作るのかとか縮小拡大の世界も見えてくるなと海の生物をもっともっと知りたいなと思います〜。

