4年ぶりの前鬼川、久々に前鬼ブルーに魅せられる 【奈良県】8/27
2022年 09月 04日


数年前に登山雑誌に紹介されてから、前鬼川に来る人が増え、上流ではなく下流でキャニオニングを楽しむようになっていたが、その時水面で死亡されている方を発見してから、しばらく遠のいていた。
久々にあの前鬼ブルーが見たくなった。
前鬼の駐車地は前夜泊の人たちも居てるので早めに行かないと駐車できない。
しかし今回は169号線の途中にあるトンネル工事の為(夜中の3時から5時まで)早く行きたくても通ることが出来ない。
5時にそこを通過出来る時間帯に家を出た。

駐車地に6時過ぎに到着すると、なんと珍しいことに1番のりだった。
用意をして6時20分に出発~。
今日は午前中は曇りで昼過ぎから雨になる予報。
前鬼川は湧水の川なので普通の川よりも水温がかなり低い。
晴れていて気温が高めであれば大丈夫だけど、今日は曇で日が差さないかもなので念のため低体温症になってはいけないのでライフジャケットを着ていく。
久しぶりなので緊張とワクワクで気持ちがはやる。
駐車地から50m程下ったところの斜面から15m程下にある本流へと降りていく。

すると本流付近の岩場にミヤマウズラが1本だけ咲いていた。
本流へと出ると前鬼ブルーがお出迎えしてくれている~。
めちゃくちゃ綺麗~~~~。ヒザ下まで浸かりながら川を遡上していく。
めちゃくちゃ冷たい~~~~。これは泳いだら低体温症になるわ。
なるべく冷えないように浅い所を歩いて行く。


大きな岩が多いのでうんこらしょっと乗り越えたりとアスレチック感覚で楽しい。
水に浮かんでいる流木が真っ赤だ。
小滝はたくさんあるけど、濡れたくないのでスルーしながら進んでいく。
深みが出てくると前鬼ブルーが濃くて神秘的。



石灰岩の大岩の間を抜けていく。
今日は水量がそんなに多くないので進みやすく助かる。


2段滝へと到着。久々の美しさに見とれてしまう。
上流から流されてきた石ころも積もっているのと水量も通常より少ないので浅く見える。
気温が高かったら泳ぐのだけど今日は曇っているのと気温が低めなので我慢する。
去年はここで滝上から流された人が亡くなったようだ。



対岸に渡り、滝上へと登っていくんだけど残置ロープがあったのでそれを使って登っていく。
少し長めに高巻くとまた残置ロープがあったのでそれを使って懸垂下降で降りていく。


長く続くナメナメが見えてきた~。
岩場に窪みが有りちょうど座りながら浸かれるんだけど水が冷たすぎるので今日は入らない。


前鬼サイダーだ。

少し上の広い岩場で小休止。今日は誰も居ないので貸し切りだ~。
空が曇っているのが残念だけど。

この先は右岸を高巻いていく。久々なので何処から登っていったかpiccoloさんもうろ覚えなので登れそうな所を探し、巻いていく。とにかく今日は濡れたくない気温だ。
沢へと降りると蛭が登ってきていないかチェックする。

箱状廊下が見えてきた。
ここも美しい濃い前鬼ブルーが拝めるところだ。
相変わらす美しすぎる!!


ここを超えたら四方八方から湧水が流れてくる滝が見られる。
湧水が出ている岩場は全て真っ赤になっている。
ランチ用に湧き水を汲んでいく。
あっちこっちから湧き出している湧水を飲んでいく、ミネラルたっぷりでおいしい〜。



湧水の滝でキリギリスのような虫が滝行をしているではないか~~~。
なんでこんなところにキリギリスみたいな虫がいるんだ?
滝の勢いに流されないように踏ん張っていた。





さらに先を進むと巨石帯に出る。うんこらしょっと登っていく。
前鬼ブルーの湧水帯はこの手前まで。
この上は通常の川の流れになるから、水温が温め。



深みを見るとエメラルドグリーンだ、これはこれで美しい~~。
ここを乗り越えていくと垢離取場へと到着。
ここも上流からたくさんと石ころが流されてきていて浅くなっている。
腰まで腰上まで浸かってもさほど冷たくないが今日は曇っているので泳がない。


荷物をデポしてその上の滝を見に行く。
水量が多い時はヒヤヒヤしながら行かないといけないが少ないので進みやすい。


深みのあるところは濃いエメラルドグリーン。
奥の滝のところには大きな倒木が横たわっていた。
写真を撮るには邪魔だな。


かなり大きな倒木だったので上を歩いてみた。
ここまで無事に来られてよかった。

垢離取場へと戻り、ランチにする。
食べながら石ころを見ていると翡翠?みたいな石を発見、白地に緑が見え黄色は硫黄かな。
どうだろう?翡翠はフォッサマグナの場所にしかないのだろうか?
1500万年前にこの辺も大きなカルデラ火山噴火があった地帯だからあってもおかしくないのかな?

時間は11時すぎ、ランチを食べ終わり、ゆっくりしているところへ人が来た。
いつもならピストンでキャニオニングを楽しみながら下っていくんだけど、今日は曇で気温が高くないので初めて登山道から下山することにした。
なかなか面白い登山道だ。たくさんの興味あるものを発見させてくれた。

宿坊に1時間くらいで到着し、休憩する。
いろんな山岳会の方が来ていておしゃべりする。
ここは役小角の弟子の前鬼と後鬼の夫婦の末裔の方が営んでいる宿坊で山伏の人たちが泊まる所。



役小角も水銀関係なので、初めてこの宿坊を見られたのは良かった。
ここは電波が届かないとのことで公衆電話が設置されていた。
なつかしのピンクの電話が鎮座していた。今見たら、なんて可愛らしい形なんだろう。
今の若い人たちは公衆電話の使い方はわからいだろうな。

沢屋さんは、この七段の滝を登ったり、降りたりする人達がいる、怖いもの知らずな人たちだ。
水温が低すぎて泳げなかったのは心残りだけど久々の前鬼ブルーが拝めて感無量!!
しかもずーっと貸し切り状態。
帰りの登山道でも素敵なものがたくさん発見できたし、夏の最後の締めには良い山行になりました。

