トレイルカメラにキツネとサル軍団 【大峰・奈良県】3/4
2023年 03月 28日

2月18日に設置したトレイルカメラにツキノワグマちゃんは映っているだろうか?
トレイルカメラのカード交換の為、お山へ。


何か新たな発見があったらいいな。



枯れ谷を登っていく。大きな岩がゴロゴロしている。
ここの岩は石灰岩なのでこの谷が凄い水量が流れていたことがわかる感じで岩が曲線的に削られている。
とても綺麗な曲線だ。



割れた石のヘキメンが綺麗だと感じたり、硬そうな石だと触ってみると脆く崩れやすいのとか谷間に落ちている石を見ていくのも楽しい。

400m程登っていくと、piccoloさんが赤いきのこを発見。
雪解けの出てくるきのこらしくベニチャワンタケという名前。初めて見ました。
外側は肌色で内側は真紅でベッチンのような生地みたいな感じ。

ベッチン、ベルベット、ベロアと同じような布地だなとふと感じてどんな違いがあるのか調べてみた。
ベロアは編み物でベッチンとベルベットは織物。
ベッチンとベルベットは織り方が違うのと使われる素材が違う。ベッチンは綿でベルベットはシルクだそうだ。現代は化学繊維で作られてもいる。
ベニチャワンタケの色がとても鮮やかな赤色だと自然の色彩に感動する。でもなんで赤いんだろう?不思議だ~。
この枯れ谷の標高1000m付近で50mくらいの範囲にだけ生えていた。


1000m越えてもだいぶ雪も融けてきているみたいだ。
日陰のところに残っている雪に、動物のフットプリントがいくつも出てきた。
見たところサルの足跡かな。動物は雪でも素足で平気だから凄いな。
きっと靴を履いていなかった時代は人間も平気だったんじゃなかろうか。

文明の発展は、人間から動物的な(野性的な)感覚をどんどん無くしていくような方向にもっていっているんだろうな。
現代は自然と人間の距離がどんどん離れていく社会になっていってるようで何だかもどかしく感じる。
”知識人”たちはどんな社会を作っていこうとしているのだろうか?(産業革命前と産業革命後の社会や芸術や戦争や宗教に関する本をいろいろと読み始めてます)

標高が上がっていくとまだまだ雪は残っていた。
そろそろトレイルカメラを設置した標高まで登ってきたんじゃないかと地図で確認。
ここから急斜面をトラバースしながら、進んで行く。

雪が薄く積もっている斜面をトラバースしていくのは危ないなと途中の少し平らなところまで行き、アイゼンを装着する。


大きな岩に緑色の点々が見えた。近くで見たら緑色の粉のようにも見える。苔それとも地衣類かな?

大きなブナの木の下にはまだ種が入っている実がたくさん落ちている。
これらを色んな動物は食べに来るんだろう。


灰色っぽいヒメシャラがあっちこっちにある。よく見るとオレンジ色の樹皮が剥けていっている。春から秋にかけてオレンジ色になっていた樹皮は冬に落ちていくのかな?
灰色の新皮がまた春から日差しを浴びてオレンジ色になっていくのかな。

トレイルカメラを設置した木へと到着。
piccoloさんがカードを確認すると1台は13枚、もう1台は作動してないようだと言う。
帰ってからの確認だ。
ここから下っていく途中でツキノワグマちゃんが歩きそうなところに新たに2台トレイルカメラを設置した。


周りの木にいろんな地衣類が生えていたので写真を撮った。
ペンキが剥げ落ちそうなものや鱗状なものが連なっているものや、ウネウネと広がっていっているものやぶつぶつのものなど様々な形があって面白い。



下ってくると雪がなくなってきたのでアイゼンを外す。
平らなところを探してランチにする。

3羽の鳥が見え、木に止まっているところを写真に撮った。
頭が赤いのでアカゲラかなと思ったけどなんか違うな?、帰って調べたらオオアカゲラだと分かった。奈良県では希少種です。

枯れ谷を下っていき、途中で湧き水があったのでドロドロになったアイゼンの泥を洗い流す。のどが渇いていたので湧き水を飲むとめちゃくちゃ美味しかったので、ペットボトルに汲んだ。


家に帰ってから動画を確認したら、キツネとお猿の軍団がいい位置で映っていた。
ツキノワグマは今回も残念だった。
でも新規ルートを登ったことで新たな発見もあったし、なかなか楽しい山行でした~。

