沢に湧き出る野湯と湯の花鑑賞や微生物観察 揺らめく湯の花や様々な微生物の動画あり 【台高山脈・奈良県】1/6
2024年 01月 21日

気温が高いので山で霧氷鑑賞もスノーシューも出来ないな、でも12月は1回しか山に行けていないので体がなまっているから歩きには行きたい、さてどこに行こうか・・・。
あっそうだ、久しぶりに沢から湧き出る野湯と湯の花鑑賞がいいなと行ってきた。

車で山道を走っていると道路が土砂で塞がれていた。
仕方がないので安全な場所まで戻って駐車し、歩いていくことに。
ではなく沢へと降りていき、水量の少ない所を選んで何度も渡渉しながら上流へ進んでいく。



荷物を置いた場所にたくさんの樹の実が散乱している。

ケンポナシだ。12月にこの山域の違う沢でもケンポナシの実が落ちているのを発見した。
前からケンポナシが見たかったのでそのときは、発見したことに感動した。
今回の沢では、その時よりもたくさん落ちている。

どの樹だろうかとあたりを見回すと野性的な樹が5本あり、それが全部ケンポナシの樹だった。丸い実ではなく実の手前の枝のところ(果柄部)が膨らんでいて、そこが食べるところのようだ。
実を割って、香りを嗅ぐと確かにナシのような匂いがする。少し噛じってみると甘みがありナシのような歯ごたえがある。熟した時期がだいぶ過ぎているので後から渋みがきた。
10月から11月が熟す時期なので、今年の秋の熟した時期にまた食べてみたい。

薬用になり、果実は利尿、解毒作用があり、二日酔い、口渇のほか、幹の汁をわきがに外用する。樹皮の煎液は消化不良に服用する。葉も二日酔いに煎液を服用。
素敵な実を発見できて嬉しい!!
小動物もここに来て、果実を食べているようで、ウンチの中に果皮が見える。


野湯が湧き出る支流の沢へ入っていく。
10分も進めばほのかに硫黄臭(本来は硫化水素の匂い)が薄く漂ってきた。
ここのところ雨も少ないので、湯の花は流されないで綺麗に沢の中の岩に張り付いているだろうと期待した。


どんどん支流を進んでいくと川の中が青白く光っている。湯の花だ。綺麗で神秘的だ。
ただ今回は水量が少なく川幅が狭くなっているので、期待していたほどではなかった。


荷物を置いて、湯の花鑑賞。水の中の湯の花を動画撮影する。
ゆらゆらと揺れていて白い犬の毛並みのように見える。
でも湯の花を掬い上げるとクタッとして、鼻水みたいだ。
水の中で見るから立体的になって美しい。


温泉成分が沢の水と反応して、石に次々と張り付いていきこのような美しい造形になる。
付け方は霧氷のような感じ。水の中か、空気中かで張り付き方は似ているから不思議だ。


温泉湧き出し口は、以前測ったときは32度ほどだった。そこに冷え切った手を付けると温まる。
湧き出し口に張り付いている、緑藻とピンク藻と湯の花を採取し、帰って顕微鏡で微生物を見てみよう。五色湯とは違う微生物はいるかな?


そろそろランチにしようと荷物のところに戻るとここもケンポナシがたくさん落ちている。
今日はケンポナシづいてるな。

ランチを終えて、周辺散策。
岩の上にカタツムリのウンチを発見。


もう一つの野湯湧き出し口の支流へと移動。
以前来たときは倒木とかでぐちゃぐちゃになっていたけど、この数年来なかったうちに倒木が流されたみたいで、野湯湧き出している大岩まですんなりと行きやすくなっていた。

ここも上流を周辺散策、枝谷のところで鉄分が流れ出していただろう錆びついている岩場を発見した。

帰路は沢ではなく廃林道に一登り、この廃林道4年ぶりだけどあちこちで崩落が増えていて気をつけながら通過した。


帰ってから、顕微鏡で微生物確認。だいたい五色湯のところと同じような微生物。
たまに変わった動きや形の子たちも見られた。
ついつい見入ってしまうと、あっという間に2,3時間立つ。
微生物の世界はほのぼのとさせてくれる。
ちょっこっと動画を楽しんでください。全画面で見ると更に小さな微生物が動いているのがわかりますよ。
小さい子から巨大な子、動き方が素早いものやかなりゆっくりとしているものが同じ場所に生息しているので面白いです、多様性な世界はここにもあります~。

