ヤマシャクヤクと可憐なヤエイチリンソウのお花畑を徘徊 【大峰山脈・奈良県】4/28
2024年 06月 03日

去年も設置したツキノワグマ出没山地にトレイルカメラを設置しにお山へ。
登ったことがないルートから入っていきます。


苔むした沢を登っていくとマムシグサが出てきていた。

土にカビが生えてるの?よく見たら土蜘蛛の網のよう。不織の生地みたいに網目が細かい。

葉緑素を持たない寄生植物のケヤマウツボがチラホラと生えている。この山域にも出るんだ。
ウツボという名は矢を入れる靭(うつぼ)に似ているからだそう。

茶色のテンナンショウが花を咲かせている。こちらは葉がギザギザ。
調べてみたら茶色の花はテンナンショウだと思っていたら、この子はキシダマムシグサだった。名前は洋画家の岸田劉生の兄の薬学者で植物採集家の岸田松若を記念したものらしい。

緑の花のこの子も葉がギザギザなんだけどキシダマムシグサでいいんだろうか?
花の種類は似ている種が多いのでなかなか名前の断定が難しいな。
テンナンショウとマムシグサはシュウ酸カルシウムを内服しているので誤って食べるとシュウ酸カルシウムの針状結晶で口の中が腫れたり、内臓がやられるので食べてはいけない。
私は去年、家で採れた里芋の茎(ズイキ)を料理しようと灰汁抜きをしたのに残っていたみたいでシュウ酸カルシウムにやられました。シュウ酸カルシウムの威力はもの凄いです。
辛かったけどいい経験になりました。

標高が上がってくるとヒトリシズカだらけになった。まだ花は咲いていなかった。
薬用としては根を腫れ物やデキモノなどに用いていた。
こういう薬効のことを調べていると書いている人は必ず西洋語を用いているなと思う。日本語だけで十分じゃないかと思うんだけどな。
さも西洋語で示した方が 学 があるような感じになっていると思う。西洋を否定するつもりはないんだけど、何でも西洋ありきっていうのも・・・。
東洋にだって優れた学問はあったんじゃないのかな?

明治時代の学校制度の始まりを調べた時に、まず教師が西洋人(イエズス会の人かも)だった。現代の学校の基礎を作ったのがイエズス会(十字軍)だからだ。
政府の要人とか多くのイエズス会の人がいたんだと思う。(学校は手っ取り早く洗脳出来る場所だから)
色々と調べていたら、イエズス会(イエズス会以外にもいろんな組織が関わっている)の人はどうしたら簡単に一般市民を崇めさせられるかを知り抜いた集団なんだと感じた。
どんどん谷を詰めていきます。


ネコノメソウの花が終わった後の器に小さな種が入っていた。可愛い。

トゲトゲに見える面白い形の地衣類。

この皮に見える地衣類がなぜかお気に入り。

可愛いふさふさの苔類。


いろんなスギゴケ

シイタケ発見。5個も生えていた。


ツキノワグマ撮影用のトレイルカメラを設置する。

雲海が見える。

落ちている枝に何か黒いものが貼り付いている。何だろう?これも地衣類になるのかな?

緑の小花ちゃん。


今日は広範囲でケヤマウツボを見られた。花が落ちた後の萼になるのかなほんのりと赤くてこれはこれで綺麗だ。めっちゃ伸びている子もいる。

とんでもないところも歩きます。滑り落ちないように慎重にクライムダウン。



可愛いキノコたち。

苔むした木に空いた穴。



ルリセンチコガネがツガイでいる。
オスには触手がある。



岩のところで小休止すると美しい一輪の花が目に飛び込んできた。
葉っぱから見て、イチリンソウだと思うが花の形がいつも見るのとは違う。
そのお姿は可憐。帰って調べたら、ヤエイチリンソウなんだそう。
花びらが7枚や8枚ある。素敵な出会いだわ。

もう少しあたりを見渡すとフデリンドウ(コケリンドウかも)ちゃんが可愛らしいブルーの花を咲かせていた。

ギンリョウソウも頭をのぞかせている。数えたら20本。



山芍薬もたくさん岩陰にあり、蕾を付けている。あっ花も咲き始めている。
何???ここはなんて素敵な苔むした岩場のお花畑なんでしょう~~~~。
花の妖精だらけだ~~~~。

新緑と苔むした岩の間の急斜面を降りていきます。

沢沿いまで降りてきたら、ニリンソウがたくさん咲いている。

ルリセンチコガネが一生懸命に鹿の糞を転がしている所に出くわす。頑張ってるな!!
その姿を見てエジプトのスカラベを思い出した。
古代エジプト人は糞玉を転がすスカラベを見て、日輪の回転を司るケペラ神の化身とみなした。スカラベは創造・復活・不死のシンボルとしてひたすら崇め、四千年も前からさかんにスカラベの護符や装飾品を飾った。
フンコロガシは、この糞の中に卵を産みます。

木に何かわからない昆虫の抜け殻が張り付いていた。
今日もなかなか面白いルートを歩けたな。
トレイルカメラにツキノワグマちゃんが映ってくれたらいいなあ~。


